進行表です。
ひなた: ・・・・。
エフエムたいはく制作「新・民謡列島めぐりinみやぎ」
この番組は、石巻白謙かまぼこ店、ジャパンビルシステム、
沼倉オート、仙台カントリークラブ、仙台大雅堂台原店、ミツワフーズ
仙台タクシーグループ・KM仙台タクシー、田倉電気工業所の提供で
お送りします。
前CM
・白謙(パンダ編)、・ジャパンビル、・沼倉オート、
仙台カントリークラブ、仙台大雅堂台原店、ミツワフーズ
仙台タクシーグループ・KM仙台タクシー
ひなた:仙台市のエフエムたいはく制作「新・民謡列島めぐりinみやぎ」。
今週から、Beエフエム、カシオペアFMを通して、八戸市、岩手県二戸市の皆さんにもお聞き頂きます。
沖津:今週は番組のテーマ曲「みちのく音頭」を唄っている瑞穂あけみさんも加わり一緒に番組を進めていきます。
瑞穂:八戸、二戸の皆さん、毎回聞いて下さい。・・・。
沖津:八戸出身で現在仙台に拠点を置き活動している津軽三味線奏者の松田隆行さんからのメッセージを聞いて下さい。
録音45秒
沖津:松田さんの選曲、トークで1時間お送りする機会を持つ予定でいます。
今週は南部民謡を中心にお送りします。
今週1曲目は、昭和6年市制施行後間もない八戸市が鮫港の築港の完成を祝って作った新民謡です。 法師浜桜白作詞、後藤桃水作曲でお座敷唄風な粋な感じに明るさが加わり青森県を代表する民謡とな っています。大西玉子さんの唄でどうぞ!
(昭和43年主婦と生活社発行、町田佳声、竹内勉監修「ふるさとの歌」より。)
M@: 八戸小唄 大西玉子
ひなた:大西玉子さんの唄で八戸小唄でした。
瑞穂:八戸小唄は、私が良く唄っている「水の都」石巻を情緒豊かに唄い込んでいる
後藤桃水作曲の「石巻港節」の姉妹編としても知られています。
沖津:
ひなた:次の唄は「俵積(たわらつ)み唄」福士和子さんです。
沖津:この唄は、青森県の旧南部領の三戸郡あたりの農民が、毎年正月から春3月頃まで、八戸市あたりの家々を訪れて新春を祝って俵積みを演じる「福俵」の祝福芸人が唄ってきたと言われています。
瑞穂:この唄は踊りがついて華やかさと賑やかさがあります。
民謡ショーのオープニングなどでも良く使われていますね・・。
MA: 俵積み唄 福士和子
ひなた:「俵積(たわらつ)み唄」福士(ふくし)和子さんでした。今週は、南部民謡をお送りしています。3 曲目は舘松栄喜(たてまつえいき)さんの唄で虎女(とらじょ)さまです。
沖津:この唄、旧南部領、青森県南部地方、岩手県の一部に唄われる盆踊り唄です。
盆踊りでの「はやし歌」の歌詞からとられた名称、「ナニャドヤラ」が元唄です。
南部地方以外の人にはニャンニャンと聞こえたため、「南部の猫唄」ともよばれています。
土地の老若男女が夜を徹して踊りながら歌い、替え歌がどんどん作られて行きました。ナニャドヤラ
(参考・ナニャドヤラには、諸説があり、ヘブライ語という研究者もいる。南部氏が初めて八戸浦へ上陸し たとき、言葉が通じない地元の人々とのやり取りを表現したものとも)
MB:虎女さま 舘松栄喜
ひなた:・・・。
沖津:瑞穂さん、各地には様々な盆踊り唄がありますね。
瑞穂:現在ある盆踊唄では最も古いと言われていますね。歌詞が面白く、異色(いしょく)ある民謡です。毎 年8月に「ナニャドヤラ大会」も開催されていますね。
沖津:今年も「27回目の北奥羽ナニャドヤラ大会」が8月18日(木)洋野町(ひろのちょう)大野地区中 心街と大野小学校校庭で開催されます。街頭流し踊りや特設ステージでの舞台審査が行われます。各 地域の特色ある踊りが一堂に会し、太鼓のリズムと唄に合わせて伝統の舞が次々に披露され、観客を 魅了します。
瑞穂:是非行って踊ってみたいですね。
ひなた:次は南部牛方節です。
瑞穂:岩手県下には「南部牛方節」のほか「南部牛追唄」もありますね。
牛追唄は南部の代表的な民謡で良く知られ唄われています。私も・・・・。
沖津:よく知られている牛追唄は、牛が輸送の主役だった頃、北上川の西側の沢内を中心に黒沢尻や
盛岡へ通う牛方が唄っていたものです。牛方節は、三戸地方の牛方が道中、退屈しのぎに唄ったのが 牛方節と言われています。 舘松栄喜さんの唄で「南部牛方節」。
MC: 南部牛方節 舘松栄喜 民謡・東北本線CD4―2分48秒
沖津:・・。次は、よされ大漁節です。青森県八戸市を中心に付近の三陸沿岸の漁港で唄われる大漁祝い唄 です。八戸大漁節と呼ぶところもあるそうです。明治の初めころから盛んに唄い出されたと言われてい ます。大沢チヤ子さんの唄です。
MD:よされ大漁節 大沢チセ子
瑞穂:宮城県の沿岸部にも、大島大漁唄いあげ、崎浜大漁唄い込み、ドヤ節などあります・・。
沖津:次は南部木挽唄を岩花賢蔵さんの唄です。
(岩花賢蔵さんのレコードEP盤のジャケット写真)
ひなた:エフエムたいはくのホームページに「沖津省己の民謡ブログ」を公開していますが、
コメントが届いています。ご紹介しましょう。
「たまたま祖父の名前を見つけてコメントさせていただきました。私は
岩花賢蔵の孫です。今でも祖父の名前を知る人がいて嬉しく思いました。祖父が亡くなった頃私はまだ子どもで、祖父の自宅の一番近くに住んでいたので、祖父の民謡の歌い手としての姿より普段の祖父の姿の方が身近でしたが、葬儀の時沢山の民謡にかかわりのある方が来られて、その時初めて祖父の偉大さを感じました。祖父の遺したレコードや記念に作ったCD等津波で流されてしまいました。祖父の妻(祖母)は未だ健在で仮設に暮らしています。ラジオ聴いてみたいなと思いました。」
沖津:岩花賢蔵さんのお孫さんですね。岩花さんには、盛岡の放送局で民謡番組を担当していた頃、良く出演して頂きお世話になった民謡歌手のお1人です。岩花さんは釜石の方で南部民謡普及の功労者です。温厚な方でした。岩花賢蔵さんで南部木挽唄です。
ME:南部木挽唄 岩花賢蔵
中CMKM仙台タクシー、仙台大雅堂台原店、田倉電気工業所
・白謙(今夜のおかず編)、・ジャパンビル、・沼倉オート、
沖津:エフエムたいはく制作「新・民謡列島めぐりinみやぎ」。
ここで地域の唄、今週は2曲です。初めは岩手県奥州市江刺区の佐藤文司(ぶんじ)さん「キャラホー慕情」です。佐藤さんは南部牛追全国大会、南部木挽唄全国大会など多くの民謡コンクールで優勝しています。尺八伴奏太田勇さん、南部牛追唄入り「キャラホー慕情」佐藤文司(ぶんじ)さんの唄です。
MF:キャラホー慕情 佐藤文司 5分17秒
(参考:牛追唄の掛声、キャラホーは進め、パァーパッパァは止まれ)
ひなた:・・・。エフエムたいはく制作の「新・民謡列島めぐりinみやぎ」
今週から八戸市、岩手県二戸市の皆さんにもお聞き頂いて
います。今週は南部民謡を中心にお送りしています。
沖津:瑞穂さんも昨年8月「追分慕情」「北上川物語」でCDデビューしました。北上川は、南部領岩手町を源流としています。
瑞穂:この唄は、源流から石巻の河口までの名所、歴史を唄い込んでいます、など。
M:北上川物語 瑞穂あけみ 5分
瑞穂:一ことあって
ひなた:・・・。再び民謡です。銭吹(ぜにふ)き唄です。
瑞穂:銭吹き唄は「さいたら節」の元唄とも言われ、また南部藩にも銭吹き唄がありますね。
沖津:この唄は江戸時代宮城県から岩手県にかけての銭座で働くたたら職人たちが、フイゴを手で押しながら唄って来たものです。北上川河口の石巻にも江戸幕府が銭座を作りました。たたら職人の多くは旧南部領の人たちだったために、「木遣唄」の「気仙坂」を唄いながら蹈鞴を押し、いつか「銭吹き唄」の歌詞も生まれたと、民謡研究家の竹内勉さんは解説しています。松田隆行さんの唄です。
MG:銭吹き唄 松田隆行 味音CD3−
ひなた:・・・。南部餅つき唄です。
沖津: 旧南部領の下北半島には、江戸時代から小正月に踊られる「田植踊」があり、その中で唄われる「餅つき唄」が元唄で、後に岩手県北地方の祝福芸となりました。昔は小正月にきれいな衣装に前掛け、鉢巻姿の女性グループが、小さな臼と杵を持ち、賑やかに踊り,はやしながら家々を門付けして回ったそうです。南部餅つき唄 松田隆行
MH:南部餅つき唄 松田隆行 宝声CD4
52分頃
沖津:(仙台市の)エフエムたいはく制作「新・民謡列島めぐりinみやぎ」、今週は、大西玉子、福士和子、舘松栄喜、大沢チセ子、岩花賢蔵、佐藤文司、瑞穂あけみ、松田隆行、以上の皆さんの唄をお送りしました。瑞穂さん、7月最終週の「ラジオ民謡教室」宜しくお願い致します。
瑞穂:
ひなた:この番組へのリクエスト曲や曲の思い出などをお寄せ下さい。
はがきの場合、〒982−0011、仙台市太白区長町3−9−10
エフエムたいはく民謡係
FAXの場合:。022-304-5127
メールアドレス:minyo@fm-t.net
沖津:この番組に対する感想、ご意見などを・・。
来週は海の唄を中心にお送りします。・・。
ひなた:この番組は、石巻白謙かまぼこ店、ジャパンビルシステム、
沼倉オート、仙台カントリークラブ、仙台大雅堂台原店、
ミツワフーズ、仙台タクシーグループ・KM仙台タクシー、
田倉(たのくら)電気工業所(しょ)の提供でお送りしました。
後CM
・仙台カントリークラブ、白謙(見とれて編)、
・ジャパンビル、・沼倉、ミツワフーズ、田倉電気工業所
ひなた:それでは時間まで、瑞穂あけみさんの唄で番組のテーマ曲「みちのく音頭」を聞いて下さい。
M:みちのく音頭(4分42秒) 瑞穂あけみ