2016年10月31日

被災地を応援「出前民謡」、おしか清心苑へ。

被災地を唄で応援する出前民謡「おしか清心苑」へ
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(花笠音頭でスタートです)
昨日午後(10月30日)、石巻市鮎川浜にある、特別養護老人ホームおしか清心苑を「出前民謡」で
訪問しました。
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(石巻市鮎川浜、特別養護老人ホーム清心苑)
唄の力でふるさと応援「出前民謡」は、民謡歌手、瑞穂あけみさんら民謡関係者が、
被災地の人達を民謡で元気になって頂こうと企画しました。これまで石巻市雄勝、小渕浜で行い、
今回は3回目です。
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訪問したのは、瑞穂あけみさん、尺八・篠笛演奏の米谷智和さん(山形在住)、ギター演奏・武山孝行さん、舞踊・遠藤怜奈さん、
そして瑞穂あけみ民謡三味線会の遠藤和花さん(小4年)、鈴木聡祐君(小2年)です。

会場には、ホームや近くの人達50人が集まり、瑞穂さんの民謡、子供達の三味線演奏、
篠笛演奏、ギター演奏、舞踊で楽しんで頂きました。
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会場の皆さんと一緒に唄うコーナーでは、
地元鮎川で民謡を歌っている伊藤桃永さんと会場の皆さんが「鮎川音頭」を大きな声で合唱しました。
皆さんは若い時、お祭りや祝いの席などで良く唄っていたそうで、
賑やかだった頃を思い出していたようです。私のインタビューに、
94歳の女性は「声を出して唄うこと健康に良いですね」、
89歳の男性は「こうして民謡を聞くと、元気になります」と。
またギター演奏や篠笛演奏では、演奏に合わせて演歌や童謡も口ずさんでいました。

司会をしながら、皆さんの笑顔を見て「民謡の力は大きいこと」改めて実感しました。
これからも民謡関係者の皆さんの協力を得て、被災地での「出前民謡」を続けようと考えています。
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尚、今回の模様はDatefm(FM仙台)で、
11月27日(日)午前6時半からの「民謡めぐり」で紹介します。
posted by 沖津 at 11:37| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月29日

FM仙台の民謡めぐりは、山から海へ「江差追分」

明日午前6時30分からFM仙台で放送の民謡めぐりは、
日本民謡人気NO1の[江差追分]を紹介します。
番組内容の一部紹介します。ラジコでも聞く事が出来ます。
参考にし手頂ければ嬉しいです。
PART1
私達の生活の一部だった民謡。その民謡を再び皆さんに
唄って頂こうと始めた「Mine&Yours〜民謡めぐり〜」
民謡と関わりを持って50年の沖津省己です。
 今週のアシスタントは阿部紗織さんです。
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*民謡とは、
民衆の生活の中からいつとはなしに生まれ出でて、長い年月の中で場所を移し、姿を変え、口から口、人から人へと歌い継がれて一つの形をなした。
日本の民謡で最も人気があり、節回しが最も難しい北海道の「江差追分」も、その一つである。
*江差追分は、長野県の「信濃追分」が越後に伝わって「越後追分」に、さらに日本海を北上して、その間に各種の追分節「酒田追分」「本荘追分」を生み、天保のころ北海道に入ったと言われている。馬子唄が海に出て、北海道に渡り今の唄が完成したと言われる。
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M:江差追分   柿崎福松
*鴎の鳴く音に ふと目をさまし あれが蝦夷地の 山かいな
 2分30秒から40秒もかけて朗々と歌う.息をつぐ箇所が7回と決まっている。
毎年9月第3土日江差町で全国大会が開かれている。昭和38年に始まり今年54回目。

PART2
*追分とは
*藩政時代の交通と、宿場町の発達状況から見て、中山道と北国街道の分岐点にあたる追分宿が発祥地。
信州浅間山麓の追分宿で飯盛女が旅人相手に酒席の座興に唄い出したお座敷唄「信濃追分」が
北海道に入って江差追分」に。
*元来は碓氷峠を往来する馬子たちが唄っていた馬子歌に、三味線の手が付けられ「馬方三下がり」と呼ばれるようになったが、追分宿で盛んに唄われたので「追分節」「追分」の名で呼ばれるようになった。
 
(*江差追分は、越後生まれの松崎謙良が北海道に渡り「越後松坂くずし」を唄った「謙良節」が広まったとの説もある。)

M:信濃追分   小杉真貴子
*この信濃追分が各地に運ばれ、秋田の「本荘追分」青森の「南部三下がり」、「津軽三下がり」、北海道の「江差三下がり」を生んだ。

*信州浅間山麓の追分宿で飯盛女が酒席の座興に唄い出したお座敷唄「信濃追分」が越後に伝わって「越後追分」となった。
*越後追分は、新潟県全域で広く唄われたお座敷唄。

PART3
M:越後追分   王藤正蔵 
*「越後追分」の名称は、戦後各地の追分節が紹介されるようになってから起こったもので、
  新潟県下ではそれまで「松前」とか「松前節」と呼んでいた。
  これは馬子たちの唄う馬子唄が新潟県下でお座敷唄に用いられ、好んで歌われた「蝦夷や松前 やらず  の雨が 七日七夜も あればよい(降れば良い)」などの歌詞から来ている。

PART4
*今日の有名な民謡は、酒盛り唄に属し、労作唄から酒盛唄に転用。
民謡の移動は、門つけ芸人、旅人(船乗り)、職業上地方を回る人(木挽き、杜氏、行商人など)によって流転した。
M:真室川音頭 →北海道のナット節が真室川に入って変化。
         戦後大流行した。

FM仙台制作「Mine&Yours〜民謡めぐり〜」そろそろお開きの時間です。
この番組では現在第一線で活躍している民謡歌手、かつて活躍した歌手の唄、
演奏家、民謡歌手を目指している若い人たちを紹介します。
さらに民謡の背景なども分かりやすく紹介します。
今週は、アシスタントの阿部紗織さんと共に、日本の民謡の中で最も人気のある「江差追分」を紹介しました。ご案内役は沖津省己と阿部紗織でした。CIMG1328.JPG
posted by 沖津 at 10:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月27日

30日エフエムたいはくは、県内の〇〇音頭、民謡教室放送です。

沖津:今週は、音頭という名の付く唄、二代目木直子さん、瑞穂あけみさんによる月一度の民謡教室「閖上げ大漁節」のお稽古です。木さん、瑞穂さんよろしく・・・。
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瑞穂:
高木:
沖津:宮城県内各地に唄で町おこしをしようと音頭が作られました。今では唄われなくなってしまいましたが、聞いて元気をもらいましたという高齢者もいます。
瑞穂:・・。大震災後、沿岸部の人達はその気持ちが強いのではないか。私、沿岸部各地を歩いて感じました。今、かつて唄われ、今唄われなくなった唄を掘り起こして唄っています。
沖津:1曲目の石巻音頭もそうですね。
瑞穂:石巻の名所を唄い込んでいます。かつて石巻地域の盆踊りや川開きでも使われたようです。
M:石巻音頭      瑞穂あけみ

沖津:パルプ煙と歌詞にありますので、昭和15年以降に作られたものと思われます。パルプは、1938年(昭13)東北振興パルプとして設立。石巻と秋田に工場を建設し、1940年(昭15)操業開始した。

また昭和の時代、昭和の大合併が、1953年昭和28年から1961年昭和36年にかけて進められ市町村が合併した。大合併前に各市町村で、競って町や村単位で音頭が作られている。
(昭和の大合併、1万あった市町村の数は、およそ3,400にまで減り、約1/3となった。その後も市町村合併は進めらており、平成11年から平成18年にかけては平成の大合併があり、平成21年現在ではおよそ1,700にまで減少している。)
石巻市も昭和の大合併前には、桃生、中津山、大谷地、二俣、大川、鹿又、十三浜、橋浦、須江、北村、前谷地の各村で、村に音頭がありました。当時音頭を作って祭りなどの際唄われ、踊られたと思います。合併後、各地の音頭は歌われず忘れられた存在になった。
その中から、雄勝町の元公民館長、杉山源之助さんこと杉山真澄作詞、佐藤長助作曲による「雄勝音頭」菅井兆月さんと 加賀徳子さんの唄できいてください。
M:雄勝音頭      菅井兆月 加賀徳子    4分45秒

沖津:大震災後の新しいコミュニティ作りに、各地の音頭にヒントがあるような気がします。
瑞穂:私は、もう一度各地の村に残っている唄を掘り起こし、唄ってみたい・・。
木:県内各地で演奏する時に、各地の音頭を演奏出来ればと思いますなど。
沖津:次は、県南白石市のPRソング白石音頭、市民夏祭りのパレードに市内を踊りながらねり歩く時の・・・・。佐藤勝子さんの唄です。 
M:白石音頭      佐藤勝子

沖津:県北、大崎地方の唄、大崎音頭、石ヶ森泰治さんです。
M:大崎音頭      石ヶ森泰治

沖津:
木:高城川は、松島の丘陵地に開削されたトンネル水路をもつ人工河川である。鹿島台(現:大崎市鹿島台)の品井沼の水を松島湾に
排水することによって、沼の干拓による新田開発と、鳴瀬川・
吉田川の洪水氾濫による水害の解決を目指したのである。
着手は元禄時代。この明治潜穴(吐け口)の上の
高台には、「町民の森」がある。
M:高城川音頭    佐伯千恵子

中CM@KM仙台タクシー、田倉電気工業所
・白謙(今夜のおかず編)、・ジャパンビル、・沼倉オート、
ひなた:民謡歌手が歌う演歌、今週は、石塚ひろしさんの「越冬(ふゆ)の酒」です。
沖津:石塚さんは、1942年(昭17)6月13日、青森県生まれ。中学卒業後に集団就職で上京。ラジオから流れる三橋美智也、三波春夫らに憧れて歌手を志した。30歳をすぎて尺八や津軽三味線を尺八名人として知られた菊地淡水師、津軽三味線市川竹女師に学びました。歌唱力を認められて去年12月全国デビューしました。男性ソロ演歌最高齢デビューです。この越冬の酒は、福田こうへいの「南部蝉しぐれ」、「峠越え」の作曲を手がけた、岩手県出身の四方(よも)章人(あきひと)作曲です。
M:越冬の酒    石塚ひろし
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沖津:私と同じ昭和17年生まれです。感想。
皆さんに民謡の良さを長く伝えられるよう・・・。

ひなた:民謡歌手が歌う演歌、今週は、石塚ひろしさんの「越冬(ふゆ)の酒」でした。
中CMA・ジャパンビル、・沼倉オート、・白謙(パンダ編)、

ひなた:二代目木直子さん、瑞穂あけみさんによる民謡教室、
閖上げ大漁節です。
沖津、大震災前には「閖上げ大漁節全国大会」も開かれていました。閖上げの復興には欠かせない唄とおもいますが、木さんどうですか?
木:・・・・・。ふたたび大会が開かれることのぞんでいるなど。
M:閖上げ大漁節(2) 唄・瑞穂   三味線 二代目木直子
沖津:この唄のポイントは?
木:この唄のポイントについて。
瑞穂:
沖津:3人で1番のみ唄う。→繰り返す
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ひなた:再び県内各地の音頭という名の付く唄です。

瑞穂:江島音頭・おらが江島を紹介
M:江島音頭「おらが江島」  瑞穂あけみ
沖津:昔の良さを取り戻すためにも、もう一度各地の音頭を見直してみてもいいのではないか?
木:
沖津:来週は仙台出身で尺八演奏家の第一人者と言われた米谷威和男さんの演奏をお送りします。

ひなた:この番組は、石巻白謙かまぼこ店、ジャパンビルシステム、
沼倉オート、仙台カントリークラブ、ミツワフーズ
仙台タクシーグループ・KM仙台タクシー、田倉(たのくら)電気工業所(しょ)の提供で
お送りしました。
後CM
・仙台カントリークラブ、白謙(見とれて編)、・ジャパンビル、・沼倉、
ミツワフーズ
M:みちのく音頭(4分42秒)   瑞穂あけみ
*エフエムたいはく:10月30日(日)正午・放送、(サイマルラジオ)
11月4日9時再放送
*BeFM(八戸):10月31日(月)19時、[サイマルラジオ]
*カシオペアFM(二戸):11月11日(金)19時放送、[サイマルラジオ]
11月12日午後7時再放送


posted by 沖津 at 17:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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