2017年02月02日

FM仙台、2月5日は「北海道民謡集」です。

CIMG1328.JPG
北海道新幹線が開業したのは去年3月26日、まもなく1年を迎えます。北海道では「札幌雪まつり」が始まりましたね〜。
瑞穂:行ったことはありませんが、テレビなどで紹介されるのを見るとスケールが大きく、一度行ってみたいですね。今年も2月12日まで開催されています。
沖津:と、言う事で今回は北海道の民謡特集でお楽しみ下さい。
瑞穂:まず1曲、松木知一さん(松木富視男さん)の唄で江差三下がりです。
M@:江差三下がり      
(前CM)
PART2

改めまして沖津省己です。アシスタントの瑞穂あけみです。

瑞穂:今日1曲目にお送りしたのは、松木知一さんの唄「江差三下がり」でした。
沖津:この唄はもともと信州・長野県の中仙道の追分宿で唄われた馬子唄でした。それが越後に伝えられ、「越後追分」となり、(蝦夷地通いの船頭衆ら)船によって江差に運ばれて「江差三下がり」になりました。望郷の心を唄い、哀調を漂わせる唄です。

瑞穂:当時の交通手段、船の果たす役割大きかったのですね?
沖津:江戸時代、本州の商人たちが北前船によって江差、福山、箱館(函館)に瀬戸内の塩、衣類、米などを持ってやってきました。
そして北の地から昆布、毛皮類などを積んで帰って行きました。
唄も内地から物資同様運ばれ北海道の民謡へと開花し、定着、実を結びました。

瑞穂:北海道の民謡の特徴は、北の海の荒波と潮の香りが深くしみ込んでいると、言われています。
2曲目は、北海道の盆踊り歌から松本津和子さん「磯浜盆唄」です。
MA磯浜盆唄

瑞穂:2曲目にお送りしたのは、松本津和子さんの「磯浜盆唄」でした。
沖津:北海道の民謡で、激しい労働のうさを忘れ、
はるか望郷の想いを慰めてくれた民謡に、盆唄を挙げることが出来ます。
「磯浜盆唄」も東北地方で、地固め作業に唄われた「モンキ搗き唄」が、
北海道開発のために海を渡ってきた労働者によって広められました。

瑞穂:3曲目は江差追分と並んで北海道の代表的な民謡「ソーラン節」です。
沖津:この唄は、鰊場にとってはなくてはならない作業唄でした。
網の中に追い込んだ鰊を、大きなタモ網を使い沖で
船へ汲み挙げる時に唄ったもので、
掛声の「ソーラン」は「ソラソラ」の催促であり、「ハイハイ」はその答えでした。
瑞穂:初代浜田喜一さんの唄で「ソーラン節」です。
MB:ソーラン節     初代浜田喜一

中CM
瑞穂:ソーラン節でした。今回は北海道の民謡をお送りしています。
沖津:北海道の歴史と言えば、内地の人達の進出の歴史でもあります。江戸時代には、飢饉対策として、東北、越後あたりの農民を、北海道の漁村へ移行(移住)させる政策がとられました。明治維新後、北海道開拓使によって次々と移民が行われました。当時内地から北海道に渡った多くの人達は、開拓作業など厳しい労働の合間に唄う民謡は、心を和ませました。
瑞穂:どこかに哀調を含んでいるのは、北海道の民謡の唄にしみついた、人々の苦労があるからかもしれませんね。
沖津:次は「北海よされ節」です。越後方面から日本海を北上していった「よされ節」が北海道に入って盆  踊り歌やお座敷唄として唄われるようになりました。「心も踊る盆唄に 
  昼の疲れもどこへや ら・・・・」 
   また「国の名物 数あれど わけて盆唄 よされ節」
  歌詞から開拓民たちが、疲れを癒し、古里を懐かしみながら唄ったことがわかります。
  今週最後の唄は松本津和子さんで「北海よされ節」、
   佐々木基晴さんの唄で「松前三下がり」2曲続けてどうぞ。
MC:北海大漁節   
MD:松前三下がり
CM
PART3
沖津:FM仙台唯一の民謡番組「Mine&Yours〜民謡めぐり〜」そろそろお開きの時間です。
瑞穂:この番組の感想をお寄せ下さい。・・・・・・。
   いただいたかたから毎月抽選で1名様に目覚ましラジオをプレゼントします。
宛先は、〒980−8420 FM仙台「民謡めぐり」です。
沖津:来週は、小学校5年生で民謡歌手を目指して勉強している荒瑞加さんをゲストに阿部紗織さんと共にお送りします。
ご案内役は沖津省己と・瑞穂あけみでした。
二人:それではまた来週!!            
posted by 沖津 at 17:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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